「身体を温める」ことこそ素肌美への第一歩です。皆さんは、お風呂上がりのお肌が、一番きれいだと思いませんか？入浴は、民間療法の代表的なもので、日本人は昔から温泉に親しみ、湯船につかる習慣を続けてきました。

そこには、美容と健康に良い効能がたくさんあるのです。身体の冷えは、様々な不調を引き起こします。それは血液の循環が滞り、体内に溜まった老廃物（毒素）の排出がスムーズに出来なくなるからです。その結果、肌荒れ、くすみ、むくみ、肥満などのトラブルが出てきます。

根本的な予防と改善には、「体の代謝機能を高めて、毒素を出すこと」、つまり「温浴」が必要なのです。皆さんは、入浴をシャワーや半身浴だけで済ませていませんか？それは「入浴」とは言えません。首までしっかりと湯船につかることを怠っては、どれだけサロンに通っても、その効果は半減してしまいます。

しっかりと代謝を高めて毒素排泄をするには全身浴が基本です。

少し専門的なお話になりますが、体内の毒素が溜まるのは「リンパ節」です。これは足首、そけい部（足のつけ根）、鎖骨の三か所にあり、入浴時にはここを温めることが大切です。リンパ節は、不要な老廃物を集めて排出する場所なので、温めて刺激すると循環がよくなり、不要物が汗や尿として​排出されやすくなります。

特に鎖骨は、お顔の毒素が溜まる場所ですので、肌荒れやくすみが気になる人こそ、鎖骨を温めること、全身浴が必要です。また、首や肩の凝り、眼頭神経にも関連しているので、温めると、そうしたトラブルの原因となっている毒素の排出力も促進され、改善に導くことができます。

​私どものサロンでは、施術前に温浴に入っていただきます。

「なぜ、お顔のお手入れをするのに、温浴に入る必要があるの？」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。しかし、これでその理由がお分かりいただけたと思います。体を温めることは、素肌美への一番の近道です。

ぜひ、ご自宅でも実践してください。